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平塚・伊勢原の皆様とともに30年の動物病院

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コラムcolum

犬の心臓病

コラム/健康診断

わんちゃんの咳を聞いたことがありますか?

頻度が少ないと聞き逃されていたり、咳とは思われていなかったりすることもあるようです。犬の咳はいわゆる「コンコン」だけではなく、「ゼーゼー」や「ゲッ、ゲッ、ゲェッ!」と吐き気があるかのように聞こえることもあります。

人間が咳をするとまず風邪を疑うところですが、犬、特に中高齢の犬の咳の場合は、心臓病を考えに入れます。もちろん心臓病を患っている場合に必ず咳がでるわけではありませんし、咳をしたからといってすべて心臓病であるというわけでもありません。
呼吸器病やフィラリア症などのほかの疾患も疑って検査を進めていくことになります。

ここでは高齢の犬に多い、僧帽弁閉鎖不全症という病気についてお話ししたいと思います。
この病気は、心臓の中で左心房と左心室を隔てている僧房弁という薄い膜の弁が、きちんと閉まらなくなる状態です。この弁の閉鎖不全によって、血液の逆流が起こり、心不全症状を起こします。軽症のうちはほとんど無症状ですが、進行すると咳や疲れやすさなどの症状が出るようになります。この咳は明け方や興奮した時、水やフードを食べたときなどに出ることが多いようです。
重症になると肺水腫(肺の中に水分が漏れ出ること)やチアノーゼ(舌などの色が青くなる)、高血圧などによる症状が現れ、呼吸不全や不整脈により突然死することもあります。

このような後天性の心臓病では、心臓そのものの異常は取り除けないことがほとんどです。
高血圧や咳などの症状を、飲み薬や運動制限、食事療法などでコントロールすることを目指していきます。また、このようなケアは、犬の生涯を通して必要になります。

寒さの厳しい冬は、他の疾患と同様に心臓病も悪化しやすい季節です。最近、咳がよく出るようになった、散歩を嫌がるようになった、などの症状がありましたら、一度ご相談ください。



健康診断

コラム/健康診断

 もうすぐ、当病院では秋の健康診断が始まります。このキャンペーンでは通常の血液検査(内臓のスクリーニング検査や血液成分の検査)だけでなく、ホルモン検査も追加して行うことができます。

ホルモン検査の場合は獣医師がこの機会にと勧めることがあるかと思います。ホルモン検査を勧められた時、いったいどのような病気が疑われているのかということを知っておくことは大切です。

ここでは、秋の健康診断検査でわかるホルモンの病気についてお話します。




甲状腺の病気
甲状腺は頚部にある腺組織です。甲状腺からは2種類の甲状腺ホルモン(T3とT4)が分泌されていますが、検査ではそのうちのT4というホルモン濃度を測定します。甲状腺ホルモンは細胞の代謝を調節しており、甲状腺ホルモンが多いと代謝が活発になりすぎ、少ないと代謝が悪くなってしまいます。
猫、特に中〜高齢の猫の場合は、甲状腺機能亢進症という病気が多くみられます。これは甲状腺腫瘍によるものが多く、過剰なホルモン分泌により、代謝が活発になりすぎてしまいます。がつがつ食べるのに体重は減る、水を飲む量が増えたりおしっこの量が増える、過剰に興奮する、下痢等の症状が出てくることがあります。また、心拍数が上がり呼吸が浅く速くなることもあります。
犬では逆に、甲状腺機能低下症という病気が多く、ホルモン分泌の低下により代謝が著しく悪くなります。この病気は4〜10歳の中型〜大型犬に多いと言われています。運動を嫌がる、食欲は変わらないが体重が増える、フケや脱毛などの皮膚病が見られるなどの症状が見られるようになったら注意してください。

副腎の病気
犬では甲状腺ホルモンの他に、コルチゾール(グルココルチコイド)という副腎皮質から分泌されるホルモン濃度を測定することができます。副腎は腎臓の前にある小さな臓器で、その外側の副腎皮質という場所で2つのステロイドホルモン(ミネラルコルチコイドとグルココルチコイド)を産生しています。グルココルチコイドは栄養の代謝や炎症反応の抑制に働くホルモンです。
副腎皮質機能亢進症(クッシング病)は中〜高齢犬で発生しやすく、慢性的なコルチゾールの過剰からさまざまな症状が引き起こされます。よく見られる症状には多飲多尿(尿量・飲水量の増加)、食欲増加、肥満、腹囲膨満(お腹がぽっこり出てくる)、脱毛・皮膚感染症などの皮膚症状、運動不耐性(運動を嫌がる)などです。このような症状に加え、血液検査、ホルモン濃度、エコー検査、などから総合的に判断していきます。

今回挙げた病気は、ホルモン疾患の中でも一般的にみられ、確定診断がつきやすいものです。また、これらの病気は薬でのコントロールがしっかりできれば上手につきあっていける病気でもあります。この機会を利用して、是非早期発見、早期治療につなげていきましょう。



暑い夏を乗り切るために

コラム/暑い夏を乗り切るために

 まだまだ夏本番です! 人間にとってしんどい季節、当然のことながら動物達にも過ごしにくいことが多いでしょう。熱中症や思わぬ事故を防ぐために、いくつかのポイントについてお話しします。

・留守番中の熱中症に注意!!
日中の閉めきった室内ではエアコンなどの空調は不可欠です。
また湿度が高いことも熱中症の危険が増すので、ひどく暑い日でなくても除湿などはかけておいたほうがいいかもしれません。

エアコン以外には、凍らせたペットボトルにタオルなどを巻いた物などを置く、ケージの床をスノコにする、市販のタイルなど清涼感のあるものを置く、飲水に数個の氷を入れておく、などの方法があります。いずれの方法も、誤飲などが起こらないよう安全性を確認しましょう。

・ドライブ中のお留守番も
車の中にワンちゃんだけ待たせておくのは要注意です。
エアコンを切ってしまうと、車内の温度は少しの間に相当な暑さになります。エンジンをかけっぱなしで車を離れることは防犯や事故防止の観点からおすすめはできませんが、どうしても犬だけを残しておく際は、できるだけ短時間にしてエアコンをつけておくなど、十分な配慮をお願いします。

・お散歩タイムは日が高くない時間に
動物達は靴を履いていません。暑く灼けたアスファルトを素足で歩くなんて考えられませんよね。
朝早めの時間帯や、日が沈んでからのお散歩がオススメです。体を動かして体温が上がった後は、十分に水分を取らせて、落ち着かせるようにしてあげましょう。

・トリミングも上手に使って
サマーカットで夏場に様変わりするワンちゃんもいますが、全身を極端に刈り上げるのは危険です。
毛刈りは涼しく思えますが、背中の毛を極端に短く刈ると、日焼けによる皮膚炎を起こしてしまうこともあります。腹側だけを刈るとか、背中も刈った場合は外出時に薄い服を着せるなどして、背中を直射日光から守ってあげましょう。


もともと鼻の短い犬種や(パグやペキニーズ、フレンチブルドッグ他)、心臓・気管などに疾患のある動物、また幼齢・高齢で体力に不安のある場合などは、健康な動物よりも配慮が必要であると思います。
思わぬ事態を招かないよう、十分な検討をお願いします。


健康診断

コラム/健康診断

 家族として生活を共にするようになった犬猫の死因の多くが、生活習慣病です。犬猫は最初の1年で人間の18歳ほどになり、この後は1年に約4歳ずつ歳をとります。人間より何倍も速いスピードで歳をとる動物たちは、病気の進行も早く、また本能的に病気を隠す習性があるため、病気の早期発見が難しいのが現状です。言葉が話せない分、私達が日々の僅かな変化に気づいてあげることが最も重要となります。

 見た目には元気そうに見えても、身体の内部で起こっている変化には誰しもが気づきにくいものです。それを見つける方法のひとつに、毎年の健康診断があります。
 犬猫にも検査の正常範囲というものがあり、項目によっては人間よりも数値に幅があります。そのため、定期的な健康診断を受けることにより、個々の基準値を数値化し、前回の値からどれだけ変化したか、をみることができます。見た目だけではわからない身体の内部で起こっている異常をいち早く知る手助けになります。

 当院では6月から春の健康診断を行っています。血液検査、身体検査、X線検査、エコー検査など、各コースにわかれており、その子にあったコースが選べます。まだ若い子は年に1回、7歳以上の子は年に2回以上の健康診断をお勧めします。是非この機会に受けてみてください。コースによっては予約が必要なものもあるため、一度病院スタッフにお尋ねください。


歯石予防

コラム/歯石予防

 本格的に寒い季節になりましたが、早くも花粉症などという言葉も聴かれるようになってきました。
 犬は虫歯にかかることはありません。犬で問題になるのは歯石です。歯石は歯の表面に残った歯垢に、石灰沈着が起こったものです。
歯石は臭いのもととなり、また細菌の温床ですので、放っておくと歯肉炎や歯周病を引き起こします。歯石がついた歯が抜けずに残っていると、ひどい場合はあごの骨を溶かしてしまうこともあります。
特に奥の方の歯は普段見えないため、本来の白い歯が完全に歯石で覆われていても、飼い主さんが気付いていない場合があります。

 一度ついてしまった歯石は、全身麻酔下でのスケーリング処置をすることでしか落とすことはできません。しかし、麻酔のリスクは年齢が進むにつれ高まりますし、心臓や肝臓に病気がある場合には麻酔をかけることができなくなります。このため、歯石がつかないように予防をすることが重要になります。

 歯石予防のグッズはいろいろありますが、一番効果的なのは、犬用の歯ブラシやガーゼなどで歯垢を直接取り除くことです。歯垢は4〜5日で歯石になると言われているので、日々のケアが大切になります。
といってもほとんどの犬が口の中を触られることを嫌がると思いますので、まずは歯磨きペーストなどを使い、口の中を触られるのに慣れさせることから始めましょう。
歯磨きガムや歯石用の処方食は、何度も噛むことで物理的に歯垢を落とすものですので、食べ物を丸呑みするような子だとあまり効果は期待できません。

 歯の問題は食欲不振の原因にもなります。
わんちゃんがいつまでもおいしく食事ができるように、歯石予防を通して健康な歯を守っていきましょう。


冬の猫たち

コラム/冬の猫たち

 本格的に寒い季節になりましたが、早くも花粉症などという言葉も聴かれるようになってきました。
 動物たちの病気にも、季節によってかかりやすいものがあります。猫にとって、特に冬場に気をつけたいのが尿路疾患です。
寒くなると飲み水も冷たくなり、自然と飲水量が少なくなってしまうのが一因と言われています。飲水量が減り、膀胱の中の尿が濃くなると、感染をおこしやすくなったり、尿の中に結晶ができやすくなったりするのです。

 飲水量の問題だけでなく、これまでに「尿検査で結晶が出ています」といわれたことのある猫は、特に要注意です。なぜなら、尿路疾患はくり返し起こることも多く、予防と維持のために、食餌療法や投薬を続けることが必要になることもあるからです。
一度回復しても、油断せずに定期的な尿検査を行うことはとても大切です。また、処方食から一般食への切り替えは慎重に行わなくてはなりません。

 おしっこに関連する異常は、症状を発見するのがポイントです。「何度もトイレに出入りするのに、一回の尿量が少ない」、「尿の色が赤色やオレンジ色をしている」、などの症状は尿路疾患の可能性があるので、尿検査を受けることをおすすめします。
また小さな結石が尿道に詰まって排尿が出来なくなることを尿路閉鎖といいますが、この状態は非常に危険です。膀胱が尿でパンパンになり、ひいては腎不全を起こして生命にかかわる事態になることがあるので、早急に詰まりを取って尿を出してあげる必要があります。もしも異常を感じたら、排泄の様子だけでなく食欲や元気の有無な
どもよく見てあげてください。

 動物たちは具合が悪くても自分で病院に来ることはありません。
人間が『気付く』ことができるかどうかは、時に生死を分けることもあります。小さなサインを見逃すことのないよう、我々動物病院スタッフと飼い主さんの連携を深めていく努力をしたいと思っています。


犬を飼おう!

コラム/犬を飼おう

 今回は、犬を迎えたらやらなければいけない定期予防と、しつけについてのお話です。

 子犬は、生後一カ月までは、お母さんのおっぱいのみで過ごし、1カ月を過ぎたころから、徐々に離乳食が始まります。母乳がしっかり飲めた子は、2カ月になると、お母さんからの移行抗体がなくなりますので、混合ワクチンを接種しなくてはなりません。早いうちにお母さんと離れた子犬は、移行抗体の切れる時期も早く、環境によっては他の子犬たちとの接触もありますので、初回ワクチンを2カ月以前に行うことがあります。

混合ワクチンは、初回接種から1カ月おきに生後3カ月まで接種します。
混合ワクチンの接種が無事済んだら、お待ちかねのお散歩がはじまります。

 その後は、1歳3カ月の接種を終えると2年ごとの追加接種となります。
混合ワクチンは、2種・4種・5種・6種・7種・8種・9種と種類は様々です。生活環境に応じて必要なものを接種していきましょう。

 さて、生後3か月の接種が終わると、狂犬病のワクチン接種をします。
現在、日本では狂犬病の発症はありません。しかし、諸外国には、まだまだ蔓延しています。狂犬病予防法と島国である地の利によって、狂犬病の侵入を食い止めているのです。

 初回接種時には、最寄りの市役所への畜犬登録を行い、狂犬病接種済み鑑札を発行してもらいましょう。畜犬登録時に渡される鑑札は、犬1頭に1つです。飼い主変更時には、鑑札を持って行って、変更しましょう。狂犬病のワクチンは、1年に1度の接種が義務づけられています。
 定期的なワクチン接種とともに、大切な定期予防として、毎年6月から12月までのフィラリア症予防があります。これは、心臓に寄生するフィラリアという寄生虫症の予防で、月に1度の飲み薬で予防します。同時に、この時期にはノミやダニなどの活動が活発ですので、お散歩が始まっていれば、これらの寄生虫の予防を行いましょう。

 最後に、しつけについてです。一番大切なことは、自分たちの生活に合わせて犬を育てることです。「犬の言いなりにならない!」これが最初のテーマです。犬に仕えている飼主さん、結構多いですよ。


犬や猫のいる暮らし

コラム/犬や猫のいる暮らし

 犬を飼おう!
病院には、いろんな患者さんが来院されます。
当院の患者さんは犬と猫がほとんどなのですが、彼らの生活環境は様々です。

 人間よりも快適なサンルーム付きの個室を提供してもらい、まさに「人もうらやむ」生活を送っている子もいれば、いくつものお家を行き来し、気の向くままに別宅生活を楽しんでいる猫もいます。
 中には、別宅生活を楽しみすぎて、同じ猫が違う飼い主さんに連れてこられることもあります。それぞれのお宅で、別の名前で呼ばれていて、「今日は、ミーちゃんのノミの予防をしに来ました。」と飼い主さんが来院されるのです。すると、2〜3日後、同じ猫を連れた別の飼い主さんが「そろそろシロちゃんのノミの薬ちょうだい。」という具合です。

ちょっと笑ってしまいますが、彼らは本当に幸せだと思います。


 人間の家族の中に、違う種である犬や猫を迎えるにはお互いに苦労することが多いのは事実です。もともと、トイレでおしっこやウンチをする習慣のない彼らにとって、トイレを覚えるのも試練ですし、私たち人間にとっても彼らにトイレトレーニングをするのは試練です。

そこで大切なのは、「お互い様」という気持ちだと思います。

 さて、ここからが本題です。少し獣医らしいことを書かせていただきたいと思います。
これから犬や猫と暮らそうと考えている方にアドバイスです。
多くの方は、犬もしくは猫を飼おうと思うわけですが、一口に犬・猫と言っても、種類は様々です。個体差はありますが、大きさ・種類による性質にも違いがあります。
小型犬のヨークシャテリアと超大型犬のセントバーナードでは、毎日の食事の量も違いますし、お散歩の距離も違います。猫にしても、体重が3キロに満たない子もいれば、10キロ近くまで大きくなる子もいます。最初に考えなければならないのは、どんな種類の子と暮らすかです。彼らのいる毎日をシュミレーションしてみてください。
 次に、どこに探しに行くかです。お友達のお家で生まれた子やペットショップで一目ぼれしたのと言う方もいらっしゃいますし、生まれる前から決めていて、海外まで取りに行かれる方もいらっしゃいます。動物の一生は、長い子では20年。衝動買いなんてことにはならないように、いっぱい情報収集して下さい。

 ずるずると取りとめのないコラムになってしまいました。
最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。
これから月に1回くらいのペースで、皆様に小話ならぬ情報をお伝えしていきたいと思います。
次回は「犬が来た!」というタイトルで、犬が来たらしなければいけない予防についてお話したいと思います。


ふじみ野 動物病院ふじみ野動物病院

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